トランジットで訪れているだけで さすらい とか言うのはおこがましいのですが、現在ホーチミンにて日本行きのフライト待ちです。空港内のバーで一人タイガービールがぶ飲み大会を開催しており、このまま街に繰り出してホーチミンで飲み明かしてもいいんじゃないかと思えて来ました。 先日シンガポール人から、「日本を恋しくなるときはある？」と聞かれ「もちろん」と即答しました。生まれてこの方大半を過ごし、体の99％はおコメで出来ている訳ですから(残りの1％は日本酒です)、日出ずる国に帰りたくないと思う時があるはずがありません。仕事柄人と接している中で「案外日本人っぽいね」とたまに言われますが、っぽいって言うか私日本人です。祖国と故郷横浜を愛するのに理由はありません。そんなこんなで、日本へ帰るフライトの最中はひそかにワクワクしています。いっそチケット予約の時からワクワクしています。今もさんまの塩焼きとサバの味噌煮 […]
先々週の土日、クアラルンプールに行ってまいりました。シンガポール-クアラルンプール間は所要時間5～6時間のバスが出ており、深夜急行バスで大阪に行くようなイメージでしょうか。シンガポールを金曜23時に出発し、土曜の4時着。帰りは23時に出発して月曜3時半着。バスのシートは幅広でちょっと贅沢なソファー並の大振りなものでしたが、それでもやっぱり疲れます。飛行機で行くより安いのですが、疲れっぷりを考えるとどうだろう、という所です。 クアラルンプールこそ私が海外に目を向ける一番のきっかけとなった街で、さすらいの旅をスタートするなら出発地点はここしかありえない、と思って選びました。荘厳な美しさと世界第二位の高さを誇るツインタワーと、今にも崩れそうな廃墟街が一緒になっている場所。当時の私の不出来な脳細胞では全く理解のできないところで、「世界はキミが思っているほど単純で狭いもんじゃないんだぜ」と教えられた […]
海外で生活してみたい。 幸運なことに、そう思い立ってからそんなに月日がたたないうちに願いが叶い、シンガポールで暮らし始めて早半年になります。右と左の勝手が分かって来て、生活も安定して回り始めたところです。 高校生くらいまでは、まさか海外に出たいだなんて自分が言い出すとは夢にも思っていませんでした。何とは無しの憧れ、くらいはあったと思いますが、全くもって現実味のない話でした。大して勉強もしていなければ部活に打ち込んでいた訳でもない。井の中だけで満足し、大海を見ようとすらしない怠けたオタマジャクシでした。 あるきっかけで、殊勝に机に向かうようになり、1日15時間も参考書にかじりついては遅れを取り戻さんとばかりに勉強するようになりました。まぁ理由は高校生らしくとーっても単純で、当時好きだった女の子が成績優秀の優等生だったために、その子と同等の大学に行かねば示しがつかないという所でした(笑) アホ […]