コンサルファームは実力主義なのか?コンサルの評価の実態とは

世の中には、まことしやかに語られている都市伝説がたくさんあります。いわく、稲垣吾郎は最初SMAPのメンバーではなかった。いわく、ジャニーズは全員バク転できる。そして極めつけは、コンサルティングファームは実力主義だというものです。 転職サイトなどでコンサルファームを紹介する記事などを読んでみると、社内政治が跋扈するような企業体質とは全くの無縁である、事業会社から転職してきた人の手記では実力主義で厳しい世界である、といったことがうたわれています。しかし、自分自身の経験や、他ファームに努めている友人の話などを総合すると、巷で言われているほど単純な実力主義の世界ではないのではと思っています。 ここでは、コンサルファームにおける人事評価の実態について紹介していきたいと思います。 ランクごとの大雑把な昇格基準とは まず前提知識として、コンサルティングファームのグレードは、コンサルタントからはじまり、管 […]

コンサル会社は就活生にとってのモラトリアムなのか?

就職活動のシーズンになると、あちらこちらで見かけるのが「就職先人気度ランキング」というもの。ちらちら見ていると面白いもので、サービスラインやインダストリーによって事情が異なるため単純比較はできませんが、業界内のプレゼンスとこの手の人気度ランキングとは必ずしも一致しないもんだなぁと思います。 さて、そんな就職人気度ランキングに関する記事の中で、ふと目に留まったのが、BUSINESS INSIDERのこの一節。 「3年いれば、どこへ転職してもやっていける」(人材サービス担当者)とも言われる業界で、汎用性の高いスキルを身につけたい、という学生の思惑がうかがえる。一方、やりたい事が見つからない学生が、モラトリアム期間を延ばすために選択するケースも……。 「止まらない就活でのコンサル人気、学生が求めるのはスキルとモラトリアム|BUSINESS INSIDER」 とりあえず汎用的なスキルが身につき、か […]

人事コンサルが戯れにスタバとマックの戦略分析をしてみた

私は無類のスタバ好きであり、暇さえあれば緑の看板を探しています。コーヒーや店舗の雰囲気が好みなのはもちろんのこと、家・職場と異なるサードプレイスを目指して成長したという発想が好きで、よくスタバに出掛けてはお店のオペレーションがどう回っているのかを観察しながらコーヒーを楽しんでいます。 そんな私がオススメしたいスタバの楽しみ方は、マクドナルドのビジネスモデルとの違いに思いを馳せることです。同じ外食産業に属する両社ですが、それぞれの戦略はおよそ正反対のものであり、お店の様子を10分観察するだけで端々に戦略・オペレーションモデルの違いを見つけることができます。戦略の分析は楽しいものですが、資料を調べたり有識者に内部情報をヒアリングしたりなど、なにかと手間がかかるもの。スタバとマックであれば、それぞれのお店に10分いるだけで、その2つの戦略の一端を体感できる訳ですから、安上がりな趣味この上ありませ […]

コンサルティングファームのネタ的名称のまとめ

「コンサルティングファーム」と横文字で書かれると、さぞや華々しい業界なのかと思われがちですが、その内情やお仕事は結構地味な部分もたくさんあります。えらくタイトなスケジュールの中での資料の再修正や、厳格ゆえに面倒な種々の手続きに疲れたコンサル屋さんたちは、新橋の焼き鳥屋でビールを片手に、自虐的にこうつぶやくのです。「まぁコンサル言っても、結局●●だからね・・・」 という人が本当にいたかどうかはさておき、Twitterなどを見ていると、コンサル会社やコンサルタント自身のネタ的な名称は結構バリエーションがあって面白いものです。ということで、コンサルティングファームのいろいろな名称を集めてみました。 高給派遣業 栄えあるトップバッターは、なんといっても高給派遣業でしょう。こちらはコンサル会社に勤める人以外、たとえば転職サイトの業界紹介記事などでもちょこちょこ見かけるワードであり、市民権を広く得つつ […]

事業会社→コンサルファームへの転職で驚いたこととは

いつもお世話になっているアクシスコンサルティングさんのコラムを見ていたら、こんな記事を見つけました。 事業会社とコンサルティングファームでは文化や仕事の仕方に違いがあるため、驚くことも多いようです。 そこで今回は、過去に転職支援した方々に、事業会社からコンサルティングファームに転職して「びっくりしたこと」や「辛かったこと」について聞いてみました。 【実話】事業会社からコンサルティングファームに転職して辛かったこと&驚いたこととは?|アクシスコラム タイトルに「【実話】」と墨付きカッコで括るくらいですから、そりゃもう転職者あるある話のオンパレードなのでしょう。私も、今でこそジョブホッピングならぬジョブサーフィンを繰り返し、普通の人事なら即座に書類審査不合格にしたくなる経歴になっていますが、元をたどれば事業会社からコンサルに入ったクチです。どれどれと読んでみると、予想以上にあるある話過 […]

コンサルファームのキャリアラダーに学ぶ 転職に活きる「魅せ力」とは

コンサル屋さんと言えば、一言目には昇進・昇給のことを、そして二言目には転職のことを口にする生き物であり、朝起きて最初に考えることは「どうやったら昇進できるのか」、一日の締めくくりに「いつ転職するかな」と考えながら床に就いています(独断と偏見あり)。そんな生態を知ってか知らずか、「Don’t be evil」を標ぼうする某検索エンジンは、私に現実を見ろと言わんばかりに意地悪な記事を見せつけてきました。 コンサルは本当につぶしが利く? 転職市場は辛口評価 「正直言うと、今からコンサルに就職するのはオススメしないし、僕自身今すぐ辞めて転職したい。学生には、今のコンサル企業の実情が伝わっていないように思います」 この社員いわく、オススメしない理由は3つ。(1)コンサルタントが増え過ぎて、コンサル出身者の市場価値が下がってきている コンサルは本当につぶしが利く? 転職市場は辛口評価|NI […]

新卒でコンサルファームに行くべきか否か?事業会社出身のコンサル屋さんの答え

巷の就職先人気ランキングでは、所によってコンサルティングファームが上位に食い込んでいるようです。 就活生、特に東大・京大などいわゆる上位校の就活生の間で、2019年もコンサルティングファームの人気が止まらない。両校の学生を対象とした就職人気ランキングでは、並みいる大手商社やメガバンクを抑え、コンサルが圧勝の様相を呈した。 止まらない就活でのコンサル人気、学生が求めるのはスキルとモラトリアム|BUSINESS INSIDER 東大・京大生を対象としたランキングで、トップ10中7つがコンサルティングファームとのこと。コンサルファーム=モラトリアム、という点についても今度思う所をダラダラと書いてみたいと思いますが、こんな仕事をしていると、たまに大学生の方から「新卒でコンサルティングファームに行くべきか、いわゆる事業会社に行くべきか迷っています」といった相談を受けることがあります。ということで、そ […]

コンサルファームはラブワゴン?社内結婚事情について

新卒の採用面接の場では、面接官である現場コンサルタントからの質問ばかりではなく、就活生の方から現場コンサルタントの人への質問タイムというものが設けられることがあります。その質問タイムの中でなぜか一定数聞かれる質問のひとつとして「御社は社内結婚が多いのでしょうか?」というものがあるそうです。 まぁ確かに社内結婚の多い職場というのは、風通しや雰囲気が良い証拠と言われることもありますが、現場の人たちは社内結婚の数をいちいち数えていられるほど暇じゃない他に優先して聞く質問があるんじゃないかなぁとも思いつつ、コンサルファームの場合は社内結婚の多さ=風通しの良さには必ずしもつながらないような気がしています。その昔、とある人が「コンサルティングファームはラブワゴンだ」と揶揄していましたが、コンサルファームの社内恋愛事情はどんな感じなのでしょうか。 世間一般での社内結婚の割合はどれくらいなのか ワタクシも […]

コンサルファームの「3C」は本当なのか?今どきのコンサルの働き方とは

少し前まで、結婚したい男性に求めるスペックは「高学歴、高収入、高身長」のいわゆる3高と相場は決まっていました。しかし時代は変わり、今では「3優男子」なるものが女性に支持されているそうですね。 JCBは「『3高』はもはや過去の話。イマドキ女性から支持されるのは『家族に優しい』『私だけに優しい』『家計に優しい』――の『3優男子』だ」と分析。 出展:「3高」はもう古い? 現代女性が結婚したい「3優男子」とは|ITmediaビジネスオンライン その昔、コンサルタントの働き方と言えば「Cubikiri(首切り)、Cho-Jikan Rodo(長時間労働)、Co-Shunyu(高収入)」のいわゆる3Cと相場は決まっていたそうです(多少なりとも偏見が含まれている点はご容赦ください)。しかし時代とともにもてはやされる男性が変わるように、コンサルティングファームの働き方も変わりつつあります。ここでは、現代風 […]

色々な経験したくても・・・優秀な人ほどハマる「コンサルのジレンマ」とは

コンサルティングファームの働き方は基本的にプロジェクトベースであり、インダストリーやコンピテンシーによって差はあれど3~6か月、長くても1年程度でプロジェクトが変わることがほとんどです。コンサルタントという生き物は、大概が飽き性で同じ仕事を続けると発作を起こす・・・もとい、多様なプロジェクトを経験して自らチャレンジングな環境に身を置きたいと思っている人たちばかりでしょう。コンサルティングファームへの転職を希望する方の中にも、志望理由のひとつに「多様なプロジェクトを経験できる」というものを挙げているかも知れません。 しかし、優秀であればあるほどハマりやすい、いわゆる「コンサルのジレンマ」なるものが存在します。コンサルのジレンマとは、どのような症状なのでしょうか。また、そのジレンマから抜け出す方法はあるのでしょうか。 コンサルのプロジェクトの決まり方 そもそもコンサル屋さんでは、どのようにプロ […]

1 2 6