大手コンサル=高給派遣? 大手コンサルティングファームの仕事の実態とは

先日東洋経済オンラインにて、大手コンサルティングファームに転職した人の転職相談についての記事を読みました。曰く、大手コンサルティングファームは「高給派遣」であり、自分の望む仕事のスタイルと違う、更なる転職を考えているとのこと。 中小企業対象の経営コンサルタントを10年やった後、38歳でビッグ4のとあるファームに転職しました。 (中略)早くもいかに辞めるかを考えています。 採用されたものの、社内からは所詮中小を相手にしてきたレベルの低い人材扱いされます。 私からしたら、大手コンサルなんて大手企業からしたら高級派遣扱いで、中小企業支援で得られる真の経営支援なんて触らせてももらえない希薄な味気ない仕事としか思えません。 出典:https://toyokeizai.net/articles/-/284862 このご相談者にとって大手コンサルが向いているのか、はたまた前職の経営コンサルが向いているの […]

業務効率化に最適!トラックボールマウスを導入してみた

キーボードとマウス・トラックパッドは、オフィスワーカーにとっては絶対に欠かすことのできないインターフェースです。毎日、毎時間、毎分触るものですから、マウス操作にかかる時間をほんの少しでも削れれば、トータルの削減効果はすごいもの。ってことで、業務効率化を目指して色々なマウスを試しては買い替えを繰り返していたのですが、ようやく落ち着いたのがロジクールのトラックボールマウス「M570」です。日々ドン引きする量の資料作成をこなさねばならないコンサル屋さんにとって、非常に頼もしい味方でして、その素晴らしさを少しでも広めたく、レビューしてみたいと思います。 そもそもトラックボールマウスとは? 出展:logicool公式Webサイト 製品ページより ご存知の通り、通常のマウスは底面に移動量を測るためのセンサーが設置されていて、腕全体でマウスを動かすことでカーソル操作を行います。しかしトラックボールマウス […]

最近読んだ本のまとめ

最近読んだ本のまとめ。しばらくサボっていたので読み終わった本が結構な量で積み重なっていますが、印象に残っている5冊を取り上げてみたいと思います。 <ZERO TO ONE Notes on startups, or how to build the future> タイトル通りの、ゼロからイチを生み出すために何をすべきか、という本。和訳版の「ゼロ・トゥ・ワン」というタイトルに思いきり脱力してしまい、原著版を選んでみたのですが、この手の内容だとむしろ和訳版でなくてよかったかも知れません。 What important truth do very few people agree with you? (非常に限られた人しか同意しない、重要な真実とは何か?)という問いは非常に面白いと思います。新規事業を立ち上げる際、ともすれば多くの人が同意してくれそうなプロダクトなりサービスなりを探してしまいが […]

1万店舗を目指す スターバックスの中国市場戦略とは(前編)

みなさん、スターバックスは好きですか?全世界で2万店舗を抱える超巨大コーヒーチェーンですが、中国でも非常に大きな存在感を放っています。2017年の中国コーヒーショップ市場規模252億中国元(約4300億円)のうち、スターバックスは54.8%の市場シェアを得ており、ダントツの地位を築いています。会長のハワード・シュルツは中国市場を非常に重要視していると語っており、今後10年以内に1万店舗の出展を目指すとしています。(ちなみに日本の出店店舗数は2017年現在で約1300店舗) 今でこそ中国におけるコーヒーショップの代名詞とも言える存在にまでなったスターバックスですが、1999年に中国市場に参入した当初は、「お茶文化」が根付いた中国でどこまで成功できるのか、懐疑的な声も少なくありませんでした。スターバックスはどのようにしてその逆境を乗り越え、今の地位を確立したのでしょうか。前編ではスタバの中国市 […]

自動通訳・自動翻訳を使いこなせる人、振り回される人の違いとは

ニューラルネットワークなどの新技術の活用により、自動通訳や自動翻訳の精度が飛躍的に向上し続けています。それに伴い、外資企業による日本市場への新規参入や企業買収、はたまた自社の海外市場への進出により、今まで以上に外国人との協業が増えていくと考えられます。 外国人と日常的に働くことになったとしても、自動通訳や自動翻訳さえあれば何とかなるだろう、という論調を、時たま見かけることがあります。しかし、自動通訳や自動翻訳を上手に活用して外国人とともに大きな成果をあげる人と、自動通訳や自動翻訳に振り回されて外国人との協業がままならない人とに分かれるのではないでしょうか。もしそうだとしたら、その差はどこにあるのでしょうか。 「Yes, I can.」=「はい、できます」で良いのか 私が経験したとあるプロジェクトは、アメリカと東南アジア出身者から成るグローバルチームでした。チームでの公用語は英語であり、私は […]

上海のスマート化された日常

窓からの心地よい日差しのおかげで、めざまし時計が鳴る時間より10分早く目が覚める。うだるような暑さが続いた上海の夏も過ぎ、1年のうちで最も過ごしやすい季節がやってきた。手早く身支度を整え、家をあとにする。 すっきりした青空の通勤路は、予想通りの気持ちよさだ。迷うことなく、オレンジがトレードマークのレンタル自転車で30分のサイクリング通勤を選択する。ここ1年で一気に市民権を得たモバイクは、駐輪場にいけば必ず空き車輌が見つかるし、万が一定位置になかったとしても、アプリ上からすぐに見つけ出すことができる。整備された並木通りを、秋の風を切りながらスイスイとこいでいく。オフィスに到着する頃には、すっかり体も頭も温まっていた。 午前中はオフィスワーク。社外のアライアンスパートナーとのやり取りを行うため、早速チャットアプリのWeChatをPC上で立ち上げる。プラットフォームを意識することなく、シームレス […]

最近読んだ本について

最近読んだ本の中から、印象に残ったものをつらつらと。それなりのペースで本を読んでいるつもりですが、それを上回るペースで日々本を買っているため、積読は一向に解消されそうにありません。。。 GRIT やり抜く力 大きな成功を収めるための一番のファクターは「やり抜く力」である点を説く本。嫌というほどのエビデンスを載せており、やり抜く力の重要性を理解するためには良いのですが、アマゾンのレビューなどでは「食傷気味だった」という声も見受けられました。その一番の原因は、おそらく「GRIT」を伸ばすために何すればいいの?という具体的なアクションがあまり書かれていない(と読み手は感じる)からではないかと思います。その点では「スタンフォードの自分を変える教室」の方が、1週間ごとに取り組めるアクションが簡潔に記載されており、必要最低限の理論もコンパクトにまとまっているので読みやすいと思いました。 ただ個人的に興 […]

自転車戦争 in Shanghai

日本でもいろいろな所で取り上げられるようになった、中国のレンタル自転車サービス。アプリ上で決済まで完結することで、レンタル自転車の最大のネックであった「借りた所まで返さなければならない」という弱点を克服した、素晴らしいサービスです。 カラフルな自転車を上海で見かけるようになったのは、私が覚えている限り2016年の初夏頃だったと思いますが、1年も経たないうちに町中いたるところがレンタル自転車で埋め尽くされるようになりました。私も、土日のお出かけから片道30分の通勤まで、いろいろな場面で利用しています。 レンタル自転車の二大巨頭といえば、オレンジのmobikeと、黄色のofoです。自転車にGPSとインターネット接続デバイスを搭載し、アプリ上にどこに自転車があるか地図つきで表示され、さらにアプリを操作するだけで自動で解錠するクールなmobikeに対し、ofoは伝統的なダイヤル式の鍵を持つだけ。眼 […]

素晴らしきかなkindle生活

kindleが手元に届いて早1年になりますが、とにかく素晴らしいデバイスです。最近は仕事に直結する本を買うことがほとんどなのですが、ビジネス書は本そのものではなく、その中に詰まった情報に対してお金を払っていると考えています。そういう意味で、検索可能なのはもちろんのこと、複数デバイスに書籍を持っておけるのは本当に素晴らしい。昨日の夜にkindleで読みながらハイライトした部分を、仕事PCで参照しながらドキュメント作りに活かすことだってお茶の子さいさいです。スマホは生活から無くなっても何とかなるけど、kindleがこの世から消えたら泣きます。たぶん。 数少ない難点を挙げるとすると、10年以上前の名著の翻訳版などはあまり電子書籍化されておらず、仕方なく原著の英語版を買う羽目になること多数である点。英語版は気合入れないと読めないので、コッター先生の本がモリモリ積み上がっていきます。もうひとつのデメ […]

丸わかり!! IoT入門 出版

執筆者の一人として携わらせていただいた書籍が、一昨日発売になりました。その名も「丸わかり!! IoT入門」です。 第四次産業革命のひとつの柱とも言えるIoT技術は、別名「モノのインターネット」とも呼ばれています。身の周りのモノをインターネットにつなげることで、これまでにない新たな価値を生み出す技術です。例えば椅子のクッションにセンサーとインターネット接続デバイスを仕込んでおき、スマホと連携させることであなたの座る姿勢をモニタリングし健康促進につなげる、といったことが可能になります。 この本の中では、中国のIoTビジネスについて書かせていただきました。中国のIoT技術は、それはそれは凄まじいスピードで進んでおり、インターネットにつながる車からエアコン、そして浄水器に植木への水やり機(!?)まで、ありとあらゆるモノをインターネットにつなげて付加価値を生み出そうとしています。中国の製造業を世界ト […]

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